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自分の満たされない思いをばねに作品を。スヌーピーの作者の伝記。

スヌーピーの漫画の作者、チャールズ・シュルツの伝記を読んでみた。

スヌーピーと、いつも一緒に」

 PEANUTSを生んだチャールズ・シュルツ物語。

 

世界的に有名なキャラクター、スヌーピーの作者のチャールズ・シュルツの伝記を読みました。

 

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児童書ですが、大人でも読み応えあり。

本文の漢字にはルビがふってあり、児童書です。小学2年生の娘でも読めるかなと思ったのですが、読んでみたら大人の私にもとても面白い内容でした。

 

スヌーピーが登場する漫画は、PEANUTSという作品で、アメリカの新聞の4コマ漫画として連載されていたものでした。

私は昔、PEANUTSの日本語訳付きの本を少し読んだ思い出がありますが、あまり詳しい読者ではありません。(メインキャラクターの名前は知ってます)

 

可愛らしい絵柄とは裏腹に、結構哲学的なメッセージ性もある作品だと感じたのを覚えています。

 

今回知ったPEANUTSの豆知識。

以下は、私が今回知って印象的だったエピソード2つです。

・ 作者は漫画のタイトルPEANUTSを気に入ってなかったけど、出版社の意向で決まってしまった。

・PEANUTSに大人のキャラクターは登場しない。初期の作品では吹き出しで会話のみ出ることはあるが、人物の絵は出てこない。

スヌーピーの漫画は英語の勉強になる

 

英語と日本語訳を読み比べると、英語のいい勉強になります(和訳の仕方の勉強になります。直訳だと分かりにくい言葉を上手に置き換えていて、翻訳って凄いなぁと思います)

 

 

作者チャールズ・シュルツの人生

今回伝記を読んでみて、知った新しい発見を箇条書きします。

 

作者は内気な性格だった。絵を描くのが大好きだった。

 

・子ども時代、優秀な成績で二度も飛び級をした結果、年上の生徒たちのいるクラスに馴染めず、孤独な学校時代を過ごした。

 

・作者が高校時代に飼っていた飼い犬スパイクは、とても賢く五十以上の言葉を理解できた。後のスヌーピーというキャラクターを生み出すヒントになる。

 

・絵を描くことが大好きで、漫画の売り込みをしていたが、なかなか掲載に至らなかった。「リル・フォークス」という作品が連載されるが、2年で打ち切りに。

 

・美術系の学校の通信教育の指導員の仕事をしていた。職場の経理課の女性と交際をする。しかし、その女性はシュルツのプロポーズを断り、他の男性と結婚することを告げ、失恋。この女性は、チャーリーブラウンの片思いの相手、赤毛の女の子のモデルになったらしい。

 

・その後ピーナッツの連載に至り人気を博す…

 

自分の満たされない思いをばねに、作品を描き続けた

長くなるので、まとめの箇条書きはこのくらいにしますが、

この本の中で、私が1番印象的だった言葉は、163ページの次の言葉です。

 

 

作者の子ども、クレイグ・シュルツが自分の父親について語った言葉です。

 

「父は自分の満たされない思いをばねにしていた。だから、その気持ちをどうにかしようと思っていなかったと思う。もし父が満たされていたら、50年も漫画を描き続けなかっただろう。生まれなかったアイデアもあっただろうしね。」

 

シュルツの伝記を読むと、子どもの頃の学校生活での不遇、青年時代の失恋、結婚生活の不和と離婚、など、決して順風満帆な人生ではないんですよね。でも、そんな自分の満たされない思いを作品という形で昇華していたのだろう、という分析です。

 

作家さんやクリエイターの人で、これに似たような話は聞いたことがあります。たとえば、私は赤毛のアンという作品が好きなのですが、赤毛のアンは作者のモンゴメリの自伝的要素があります。モンゴメリ自身は、赤ちゃんの頃に母親が病死して厳格な祖父母に育てられ、愛に飢えた少女時代を過ごすのですが、自分の小説の中でその思いを昇華しているように思われます。

 

ここからはあくまでも私の想像ですが、作品をずっと生み出し続けるのは、相当のエネルギーを要するので、人生が順調でハッピーな人は、創作意欲を高く維持し続けるのって難しい気がします。歴史に残るような大作を生み出すような並外れた人物は、自分の実生活での満たされない思いを原動力にしている事例が多いような気がします。

 

おわりに。

 

最後に、ピーナッツの漫画からの引用で閉じます。

 

「元気を出したいときは、ちょっとだけ自分をあまやかすといいよ」

 

辛いことを経験してきた作者だからこそ出てきた、優しい言葉なのでしょうか。