昨日の記事で書いた通り、現在4人目を妊娠していて、安定期の時期を過ごしています。
なかなか4人出産する人も、この少子化の日本で少数派ですが、今回は私自身の過去のお産を振り返って記事にしたいと思います。
過去3回の出産ですが、実は3回とも違う場所で産んでます。(引っ越しの関係などで)
1人目: 地域で有名な産婦人科(年間1000人以上のベビーを扱う大きな病院)
3人目: 日本の助産院。(助産師さんが自宅で開業している小規模なところ)
1人目で病院を選んだ理由は、
●とりあえず大きな病院に行けば安心だろうと思ったこと
●自宅からの近さ
●母乳育児や自然分娩を割と推奨している感じだった(近所にもう一つ別の大きな産婦人科がありましたが、そこは帝王切開や無痛分娩の件数が多いと聞いて、自分の好みと違うかなぁと思った)
ということでした。
今振り返ると、1人目妊娠中の生活に対して色々と反省点が多いのですが(体重増えすぎた、食生活もっと気をつけた方が良かった等)、結果的には安産で4時間のスピーディーなお産でした。
1人目の病院出産で辛かったこと
しかし、1人目の出産で、私としては辛いことがありました。
●分娩台で仰向けの状態で出産して、会陰が自然裂傷して縫合するのが、めちゃくちゃ痛かった。
お産自体も痛かったんですが、それ以上に出産直後に縫われる痛みが大激痛で辛すぎたんですよね。。。縫う人が下手だったのか?麻酔していなかったのか? その後も、1ヶ月くらいは縫われた場所が痛かったです。
ちなみに臨月になったら会陰マッサージも少しはしていたんですが、意味なかったですね。。。多分もっと気合を入れて毎日塗らないとダメだったのでしょう。
会陰が裂けない方法を必死に模索した。
そんなわけで、1人目を出産した後、次の出産では絶対に会陰を縫合したくない!と、思い、色々と調べまくった結果、こちらの本に出会いました。
「仰向けの分娩スタイルは骨盤の出口を狭め、会陰周辺の筋肉の緊張を強め裂けやすくする。横向きやスクワットの体勢の方が会陰が裂けにくいという調査結果もある」(旧版の352ページ、パート9、会陰切開を避けるには、を参照)
なるほどー!と感じました。男性の方はいまいちよくわからないと思うのですが、お産でいきむのって、大便をいきむのとすごく似てるんですよ。(あくまでも私の感覚では。笑)
大便をするときに、座ってスクワットのような姿勢が自然なように、お産の時もスクワットの姿勢の方が重力に逆らわないし自然の摂理にかなってると思います。仰向けの姿勢は医療従事者には取り扱いやすいでしょうが、妊産婦の身体には負担なんです。
助産院の良いところ
そのようなわけで、2人目以降はフリースタイルの分娩ができるところを探し、結果的に助産院になったという感じです。アメリカでは水中出産もしました。
[私が感じる助産院の良いところ]
●フリースタイル分娩で、会陰がほとんど裂けなかった。
●検診で助産師さんと毎回たくさん話をして、健康の意識が高まった。
●マッサージやお灸などもあった。
●過剰な薬の投与がなかった。
などなど。
特に、助産院の毎回の検診で、1時間近く時間をかける丁寧さに驚きました。病院だと、いつも混んでて1ー2時間待ちで診察は5−10分というのが普通でした。医師の数が足りないという事情もあるのでしょうが、あの無駄な待ち時間はもったいないですね。助産師さんにゆっくり身体を診てもらうことで、自分の体調の変化も指摘されて気づくようになり、お産に向けて体を整えることができました。
助産院の懸念事項。本当は病院内に助産院があるのが理想的。
ただし、助産院の最大の懸念な点は、万一何かトラブルがあったときは病院へ緊急搬送になるので、助産院と病院の距離が遠い場合の時間的リスクが怖い、という点です。
もちろん、そうならないように、助産院では受け入れる妊婦さんの基準が結構厳しいです。(ハイリスクな要素のある人は、そもそも受け入れてもらえない)
でも、理想としては、やっぱり私がアメリカで経験したように、病院と助産院が連携しているシステムが1番だなーと思います。(大病院の敷地内に助産院があったので、万一何かあってもすぐに病院へ移動できる安心感)
東京都内の助産院の場合、助産院と提携している病院が本当に少ないです。私は医療関係者じゃないので事情はよく分かりませんが、なんだか残念だなぁと感じます。助産院のケアの丁寧さとフリースタイルのお産、万一の時の病院のスピーディーなバックアップが叶う環境が、整ったらいいなと思います。かつ、妊産婦の経済的負担も、もっと減らしてほしいですね。
日本の産む環境がもっと変わっていったらいいなぁと切に願います。
まぁ、色々書いたのですが、今回の出産で結局助産院で産めなくて病院に行く可能性もゼロではないのですが(笑)。その時はその時ということで。
以上、自分の経験をつらつらと記事にしました。読んでくださりありがとうございます。