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4人育児中のママのブログ。自分の実際に体験したことを記事に綴ってます。

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福岡の保育園バスの園児死亡事件を聞いて考えたこと。

5歳の男の子が保育園バスの中に長時間閉じ込められて、熱中症で亡くなってしまった痛ましい事件が先日ありました。
原因は、保育園の先生の確認不足と報道されています。
 
親御さんの気持ちを考えると、本当に悲しくてやりきれないだろうなぁと思います。
 
「福岡県中間市の保育園の送迎バス内にいた園児が死亡した事件で、園長がバスを運転する際は同乗職員がいないことが常態化していたことが、捜査関係者への取材でわかった。」

園児死亡 園長1人で送迎常態化 - Yahoo!ニュース

とYahooニュースで読みましたが、同乗職員がいないことが常態化していた、ってその時点で一体どういうこと?と感じます。
 

幼児のバスの乗り降りは危険

うちの4歳の息子は毎日バスで幼稚園に登園していますが、必ずバスの運転手の他に同乗職員がいます。

幼児のバスの乗り降りって危ないんですよ。大人しく座っている子もいますが、立ち歩こうとしたり、他の子の停留所なのに一緒に降りようとしたりする子だっています。幼稚園、保育園の年頃の幼いこどもは、突拍子のない行動をすることもあります。私の住んでいる地域では、色んな幼稚園や保育園バスを見かけますが、みんな同乗職員が付き添っている様子です。

 

我が子を守るために親ができること。

預かっている子どもが園側の不注意で亡くなる、というのは最悪のケースですが、死亡に至らないまでも、危ないサインはこれまでにもあったのではないか?と感じます。これから捜査で詳細が明らかになっていくのでしょうが、その園の安全に対する意識は保育の別の場面にもおそらく現れていると思います。

 

幼い子どもを持つ親の自己防衛策としては、その園が自分の大切な子どもを預けるに値する場所なのかどうか、真剣に観察して見極めるしかないと思います。

 

人手不足の園は少なくない。

私は自分の子どもを幼稚園にも保育園にも預けたことがありますが、かなり時間をかけて色んな園を見学しました。小学校になると公立の場合は住所で通う学校が決まってしまって選択肢がないですが、幼児のうちは選択の余地があります。
 
実際に見学をすると、「この園は全然人手が足りなくてヤバそうだな」とか、「子どもに対する声かけや指導の仕方がひどい」など、見て初めて分かることもたくさんあります。そして残念なことに、ギリギリの状況で運営している園は決して少なくないのです。
 
残念ながら、地域によってはそもそも子どもを預ける場所が少なくて選択肢がないこともあるでしょうし、保育園の待機児童問題もあるので保育園に預けられるだけでもありがたい、質まで求められる状況ではない、という場合もあるでしょう。
 
それでも、もし選ぶことができる状況にあるのであれば、多少無理してでも思い切って転園した方がいいと思います。子どもの安全には代えられません。状況によっては、一時的に仕事を辞めることも視野に入れる必要があるかもしれません。(どうして親がそこまで追い詰められなきゃいけないのか、今の日本の現状が腹立たしいですけどね。。経済的にそうできない家庭も多いでしょうし)
 

行政レベルで出来ること

以上、親目線で我が子を守る自己防衛策を考えてみましたが、あとは政府や国、自治体レベルで対策できることの方が多いでしょう。子どもの安全のために保育のガイドラインを徹底し、定期的に視察して基準に満たない園は運営を許可しない等。保育園の人手不足問題は、給与を上げるなど労働環境の改善も必要でしょう。お金で解決に向かう問題も多いでしょうから、日本の未来を担う大切な子どもたちのためにどれだけ予算を充てられるか?という政治的な視点が必要です。
 
事件の報道を読んで、色々と考えたことをまとめてみました。このような痛ましい事件が二度と起こらないように、日本の保育の状況が改善されますようにと願いつつ。