最近考えていたこと。
「大きな主語」を使わないように、気をつけるということ。
以下、私が聞いたことのある言葉を例にして書きます。
あまり良くない言葉だと思うので、自分も無意識に同じような言葉を使わないように気を付けなきゃいけないなー、と自戒の意味を込めて。
「沖縄の人は時間にルーズだよね」
→確かに、沖縄の人は時間に対する感覚がゆっくりな人が多いけど、そうじゃない人もいる
「アメリカ人が作る料理のレシピだから、難しくない」
→アメリカ人の作る料理は簡単で合理的なモノが確かに多いけど、手の込んだ料理を作るアメリカ人も当然いる。
「東京の人って冷たい」
→地方から上京してきた人の言葉。都会の人に対してそう感じたのだろう。
でも、東京でも優しい人もいるし、地方でも冷たい人もいる。
「女の人だから話が長い」
→確かに性差はあるけれど、話の短い女性もいるし、話の長い男性もいる。
「若い人だから思慮が足りない」
→若くても思慮深い人もいるし、年をとっていても思慮が足りない人もいる
などなど…。
他にも色んな例がありますが、人種やジェンダー、地域、年齢などを理由にして、ある集団を乱暴に一般化してネガティブな発言がなされることがあります。
ある集団はある種の均質性や特徴があるので、その言葉の根拠はゼロではないと思います。
例えば、確かに沖縄の人は時間にゆっくりな人が、本州よりも比較的多いのでしょう。
でも、「〜な人が多いよね」という言い方くらいに留めた方が賢明な気がします。その集団の中でも当てはまらない人の存在が必ずいることを心に留めておいて、大きな主語を使う発言は控えた方がよいと思います。
その言葉で傷つく人もいるでしょうし、子育て中の私の場合は自分の子どもも真似してしまう危険もあるので。
私もつい使ってしまうことがあるので、気をつけたいです。