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4人育児中のママのブログ。自分の実際に体験したことを記事に綴ってます。

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ブログのアクセス急増の理由。アーミッシュin NY

ブログアクセス急増の意外な理由

ここ最近、このブログのアクセスが急増しています。アクセス先は、アーミッシュに関する記事です。4年も前に書いた記事で、どうして急にアクセスが増えたんだろう?と不思議に思ってたのですが、今日理由が判明しました。Youtubeディスカバリーチャンネルで、アーミッシュ in NY というリアリティショーが投稿されているんですね。

 

シーズン1のエピソード1を少し見たのですが、かつて旅行で行ったアーミッシュの村の風景を思い出させる映像でした。

私はペンシルバニア州のランカスターという集落に旅行しましたが、そこからNYまでは車で約4時間。大都会NYから、人々が馬車で移動するアーミッシュの農村まで、たったの4時間です。

 

私は2014ー2018の4年間、夫の都合でアメリ東海岸に住んでいたのですが、渡米して最初の長期休みに旅行したのがランカスターでした。普通はNYとかに観光に行くんでしょうけど、NYをすっ飛ばしてアーミッシュの村に行ったんです。笑 それだけ、私はアーミッシュに強烈な興味を抱いていたんです。そこで出会った、元アーミッシュの男性とのインタビュー記事がこちらです。

 

 

countstars.hatenablog.com

 

私がアーミッシュに興味を持った理由

私がアーミッシュに強い興味を抱いた理由は、自分の宗教的なルーツが原因です。

私の両親はプロテスタントのクリスチャンで、私自身も幼い頃に洗礼を受けてキリスト教の信仰を持っています。日本でのクリスチャン人口は1%以下と言われているので、マイノリティですよね。

プロテスタントとひと口に言っても、教派によって細かな違いはあります。私の親は、きよめ派の流れの教会に属し、世俗的なものを好まない、ある意味熱心な信仰スタイルでした。アーミッシュほどの厳格さではないですが、少し親和性があり、そこから興味につながった気がします。私自身はその後、大人に成長してから親以外のクリスチャンとの出会いもあり、世俗的な文化も自分自身で判断して付き合いながら生活するスタイルに変わっていきました。

 

現実の世界を生きるアーミッシュの人たち

大学生の頃、日本の書店でアーミッシュの写真集を購入したことがあります。馬車に腰掛ける、シンプルなワンピースを身にまとった子どもたち。現代にこんな生活をする人々がいるのか、と驚きの気持ちでページをめくりました。

実際に訪問すると、あの時の写真と同じような風景がそこにありました。でも、それは現実を生きる生身の人間でした。

 

アーミッシュだって、お金がないと生きていけない。外の世界で物を購入する必要もあります。観光客相手にホームディナーを出してお金を稼ぐアーミッシュもいました。

 

アーミッシュだって、他の人を羨んだり嫉妬することもある。他の家が建て替えをしたり馬車を新調したら羨む気持ちもある。

 

世俗的な世界から切り離されることで決して悩みがなくなるわけではなく、金銭の欲も有れば、他の人を妬む気持ちもある。人間の本質はどこでも変わらないのかな、と感じました。

 

キリスト教の教義理解に対する疑問

何よりも、アーミッシュの教義では、外の世界の人々は救われない(天国に行けずに地獄にいく)とされていることが、強い衝撃でした。救われるために、アーミッシュの教えを守ってコミュニティに属し続けるのです。アーミッシュのコミュニティを出ることは破門、つまり家族との別れを意味します。

 

私が一番納得がいかなかったのは、やはりキリスト教の教義の理解の違いでした。

私がインタビューした元アーミッシュの男性も、「人は行いの正しさによって救われるのではない。イエスキリストを信じる心のみによって救われる」と、

行い(work) じゃなくて、心(heart) だ! と、はっきりとした口調で、冷静な言葉の中に静かな情熱を込めて語っていたのを思い出します。

 

私がアーミッシュの地域に滞在したのはわずか数日なので、もっと知らない部分もたくさんあるのでしょう。それでも、彼らの教義に対する疑問や印象は今後も変わらない気がします。

 

彼らは本当に幸せなんだろうか?幸せであってほしい。でもーー と複雑な気持ちでランカスターの村を立ち去りました。