娘には、とても仲良しのJ君というお友達がいます。お母さんが韓国人、お父さんがアメリカ人の、いわゆるハーフの男の子です。出会って早2年経ちます。
私もJ君のママとは仲良くて、しょっちゅう一緒に会って子ども同士遊ばせています。娘はJ君のお母さんのことを、オンマと呼んでいます。オンマは、韓国語でお母さんという意味です。J君が自分のママのことをオンマと呼んでいるのを見て、娘は彼女の名前がオンマだと思い違いをしたのです。彼女も気さくな性格で、「オンマって呼んでいいわよ。私がsecond momになってあげる」と笑って言っていました。
さて、最近娘は結婚に憧れを持っています。いつか自分も綺麗なドレスを着たいと想像しているようです。結婚って単にドレスを着て式を挙げるだけじゃないのよ、と私は言っていますが、まだ娘は4歳なので分かっていない様子です。
最初はママやパパと結婚すると言っていましたが(笑)、家族とは結婚できないということを理解したようで、J君と結婚すると最近は毎日言っています。
娘「わたしね、おおきくなったらJくんと、けっこんするのよ」
私「〇〇は、まだ4歳だからJ君とは結婚できないよ。もし大人になっても、まだ〇〇がJ君のことが好きで、J君も〇〇が好きだったら結婚してもいいよ」
と、その都度説明をしますが、いまいち娘は分かっていない様子。
ずっとそんなやりとりを繰り返していたのですが、今日は寝る前の時間に、
娘「わたしね、Jくんとけっこんするの。白いドレスをきるのよ」
私「もし大人になってもお互いに好きだったら結婚してもいいけど、J君と結婚したら〇〇ちゃんはママと同じ家には住めないよ。ママもパパと結婚したから、おじいちゃんおばあちゃんのおうちからお引越ししたのよ」
と、説明すると、娘はびっくりした様子で、
娘「Jくんとママと、どっちもいっしょがいい」
私「うーん、それは難しいね」
娘はしばし考えた後、
「わたし、ママとずっといっしょがいい。けっこんしない」
と言いました。
ママが大好きだからママとずっと一緒がいい、と繰り返し呟きながら、眠りにつきました。
寝かしつけが終わった後、夫に娘の話していたことを伝えると、「やっぱりママが一番安心するんだね」と言っていました。
ママとずっと一緒がいい、だなんて可愛いことを言ってくれるのも今だけなんでしょうね。
私自身、小さい頃は末っ子でずいぶん甘えん坊で、小学生くらいまで母親と一緒に寝ていた記憶がありますが、今はすっかり家を離れてしまいました。もちろん連絡は取っていますが、なかなか一時帰国もできず、最後に自分の親と会ったのは一年以上前です。
子どもはいずれ親を離れていく。だからこそ今の時間はかけがえのない時なのだと思います。
こういう子育て中の宝物のような言葉は、メモしないとすぐ忘れてしまうので、覚え書きでブログを書きました。
余談ですが、Jくんもオンマもすごく良いファミリーなので、もし本当に将来そうなったら、それはそれですごく楽しいだろうなぁと想像しているのですが。笑 こればかりは、未来にならないと分からないですね。
写真は、私の結婚式の時の写真です。両親の元を離れ、夫と新しい家庭を築いた日。