りぼんっこでした
私は子どもの頃、りぼんを毎月愛読していました。
池野恋先生の名作「ときめきトゥナイト」はリアルタイムの連載は当時既に終わってたのですが、小学生の頃コミックスで読んで好きでした。
「ときめきトゥナイト」は、第3部構成で、コミックス全30巻➕続編、と「りぼん」では珍しい長編作品です。
今年ときめきトゥナイト展が開催されたり、続編が出版されたり、作者さんが今でも元気に活動されているのが嬉しいです。
少女漫画の名作、ときめきトゥナイト
私、一番最初にコミックスで読みはじめたのが第二部なので、なるみちゃん&鈴世くんのカップルが大好きなのです。
上の記事を読んでて知ったのですが、連載当時、第二部ヒロインなるみは、ファンの読者から不人気だったみたいです。作者さんは当初は鈴世くんを主人公にしたストーリーを第二部では考えていたけど、主人公は女の子じゃないとダメ!って編集さんに反対されて、なるみちゃんが主人公になった経緯があるそうです。鈴世くんが主人公のお話し、めっちゃよみたい!作者さん、ぜひよろしくお願いします。
第1部と第2部の違い。
大人気の第一部のあとの連載、色々と難しかったんだろうなぁと察します。
ときめきトゥナイトは蘭世と真壁くん!という絶対的なイメージが強かったんでしょうね。
真壁くんは、寡黙でクールな不良、ぶっきらぼうな中に優しさがあるカッコいいヒーローで、ヒロイン蘭世は片思いから頑張ってやがて相思相愛の仲へ‥ という展開なのですが、
鈴世くんとなるみちゃんは最初から両思いの幼なじみ。蘭世の弟の、鈴世くんは美少年で頭脳明晰の優等生(だけど狼男!)、恋人のなるみちゃんには愛をストレートに伝えるタイプです。真壁くんが言葉で蘭世に愛は伝えず態度で伝えるタイプだったのと、正反対ですね。
これは完全に私の好みの問題なんですが(別に誰も聞いてない)、私は鈴世くんみたいなタイプの方が断然好きです。だから第二部は読んでて胸がキュンとしますし、大人になって読み返しても同じ感想でした。子どもの時から好みが変わらないことに驚きました。あらまー。
最初は髪が短くて幼い雰囲気のなるみちゃんが、幾多の試練を乗り越えて成長し、髪も伸びて表情に憂いも帯びる姿は本当に美しいです。
初期のなるみちゃん 17巻の表紙。
この表紙は今見てもオシャレですね。
第2部の最終巻の表紙です。ロミオとジュリエットの劇でのフィナーレも素敵でした。
この表紙が1番大好きです。
ときめきトゥナイトは長期連載で絵柄も結構変わっているのですが、今読み返しても美しい絵だなぁと感じます。物語は時間が経っても読み返せば当時の気持ちに戻れるので嬉しいです。