こころの深呼吸
最近読んでいて、とても良いと感じた本を紹介します。
手のひらサイズの本で、表紙の優しい感じも素敵です。
日付がふってあり、1日1ページで、全部で366日分のメッセージが綴られています。
短いメッセージですが、一つ一つが心に染みる内容で、ほんとうにその通りだなぁとうなずけるのです。
神父さんが書いた本ですが、宗教色がないのでクリスチャンじゃなくても読みやすいと思います。
直接聖書の言葉などは書いてありませんが、書いてある内容は、キリスト教的考え方が根っこにあると感じました。
心が疲れたとき、悩んだとき、そして元気な時でも新しい気づきがあります。
“7月17日
死ぬときのことを想像して
恐れを感じることはあっても
生まれたときのことを想像して
感謝することは少ないわたしたち。
命を失うことを恐れるよりも
命を与えられたことを感謝しましょう。“
私事ですが、この一年で身近な人が二人亡くなりました。
悲しみや喪失感もありますが、故人と過ごしたあたたかい思い出もたくさんあることにきづきました。
人間の命は終わりがある、という当たり前の事実を実感します。
命が今日も与えられていることに感謝します。
“10月21日
「言葉にならない思い」
相手の質問に、
正面から答えるのが
よい答えとは限りません。
相手がなぜその質問をしたのか感じ取り、
その人が抱える根源的な問題に応える方が
いい場合もあるのです。
言葉にならない相手の思いにじっと耳を傾けましょう。“
本当にその通り!と思わされる文章。
よい聴き手になりたいものです。
このような感じで、1日100字以内の短くて平易な言葉の中に、
ハッと気付かされる人生の真理があります。
私は家の棚の目立つところにこの本を置いて、毎朝1ページは読むのが日課です。
ぜひ手にとって読んでみてくださいね。