Happy Wife, Happy Life

4人育児中のママのブログ。自分の実際に体験したことを記事に綴ってます。

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子育てしながらアメリカの大学院で授業を履修してみた

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留学生の妻

夫がアメリカの大学院に留学することになり渡米してきた我が家。まだ赤ちゃんだった娘を連れての引越しでした。アメリカでのビサのステイタスは、夫はF1(留学生)、妻である私と娘はF2(F1の学生の家族)でした。日本の会社を退職して渡米した私ですが、F2ビサはアメリカ国内での就労は認められていないため、専業主婦で家事子育て中心の生活がスタートしました。

 

日本の友人からは、「海外で子育てなんて大変そうだねー」とよく言われましたが、実際は娘がいることで新しい人間関係にも入りやすかったので良かったと思います。国籍が違っても、子育てやママという共通項でお喋りをして仲の良い友人も少しずつ出来てきました。

 

私も勉強を始めたいという欲求

しかし、だんだんとこちらでの生活にも慣れてくると、勉強している夫が羨ましい気持ちもムクムク湧いてきて、「私も勉強したい!」と思うようになりました。娘は可愛い、子育ても楽しい。だけど何か別のこともしたいんだ〜!という欲求。分かるでしょうか?
日々、大変そうだけどアメリカで高いレベルの教育を受けて刺激を受けている夫が羨ましくなったのです。私もせっかくアメリカにいるんだから学びたい!

 

とはいっても、主に経済的・時間的な事情で、夫と同じように正規の学生として学ぶのは無理だと判断しました。まず、学費が高い。2人ぶん払うのは不可能。更にうちは子供もいるので、私が学ぶならベビーシッターを雇う or 夫が子供を見る時間を増やすしかないのですが、ベビーシッターは経済的に無理。夫が代わりに子どもを見る案も、その分夫の勉強時間が減って学びがおろそかになる可能性大なので、断念しました。

 

まぁ、私が本当に絶対勉強を始めたい!という断固たる決意があれば実現していたかもしれませんが、そこまでの覚悟がなかったのでしょう。。。

 

Diploma Programを受講

しかしその後、Diploma programとして授業を履修することにしました。夫が通う大学院では、diploma program を開講していて、受講生は条件を満たせば正規の学生と同じように単位を取得できるというものでした。履修できる授業の種類や数に制限はあるものの、チャレンジすることにしました。

 

以下、Diplomaについての説明。分かりやすかったので紹介です。

 

mahea2015.hatenadiary.jp

 

子育てをしながら勉強をする喜びと大変さ

 

Diplomaの学びができたのは、私にとって本当に良い経験になりました。授業の内容自体も面白かったですし、他の学生に混じって学ぶ時間は日々母親をしている私にとって良いリフレッシュになりました。
とはいえ、課題やテストをこなすのは思った以上に大変でした。というのは、勉強時間の確保が難しいのです。なるべく娘が寝ている時間に集中して勉強しようと思うものの、結局それでは間に合わず、日中も勉強するようになりました。当然娘は遊んでもらえないので欲求不満で「ママ!もうべんきょうしないで!」と訴えてきました。
学びも家事も子育ても全部やるのはやはり無理がありました。少しでも空き時間ができたら勉強しなきゃ!と常に何かに追われている感覚で、次第にイライラすることも増えてきました。


その後頑張っていくつか単位は取得しましたが、結局なんと学校側の事情でプログラムが中止されてしまい、全ての授業を履修することはできずに終わってしまいました。それでも、やはり学んだ内容はとても有益だったので、やって良かったとは思います。

 

子育てしながらの勉強は楽しい。でも大変。


日々子育てや家事をしていた私にとって、学びの時間は純粋に楽しかったです。しかし一方で、やはりお母さんになってから何かを始めるのは本当に難しいことだなーと痛感しました。子どもが小学生くらいになればもっと自分の時間も作りやすいのでしょうが、乳幼児期は手がかかります。でも、手がかかるけど一番可愛いのも乳幼児期です。お母さんが大好きでお母さんといつでも一緒にいたい!と母親を求めるのも乳幼児期です。

人生の中で色々な時期はありますが、子どもが幼い時期は限られているので、今は子ども優先の方が私自身にとって後悔が少ない選択なのかなぁと思っています。きっといつか子どもから手が離れて、勉強や仕事に時間を割ける日もそのうち来るでしょう。

その後第二子も産まれて、ますます子育てどっぷりな生活をしている私ですが、やっぱり子どもは可愛い。娘の発言や日々成長して変化していく姿にハッとさせられることもしばしばです。今は特別な勉強もしていないので、のんびりとした気持ちで子どもと接していて、精神衛生上好ましいです。今できることを、マイペースにやっていこうと思います。

 

自分の目標は何か?を改めて考えるようになった

ここまで文章を書きながら気付いたのですが、私が今回Diploma Programを最後までできなかったのは、もちろん学校側の事情という外的な要因が一番大きかったのですが、そもそも学びの後にこうしたいとか具体的な目標が自分の中ではっきりしていなかったことに気づきました。たとえば、学位を取って、子育ての後にこういう仕事がしたい!とか目標がはっきりしていたらもう少し取り組み方が違った気もします。

 

でも、自分の目標やライフワークって、果たして何なんだろう?という感じです。もういい大人で、子供までいるのに、未だに模索中の私です。これまでの人生を振り返ると、何か与えられたことを真面目に取り組むことはしてきたものの、「私はこれがやりたい!」と強い意志を持って道を切り開くことはあまりしてこなかったかなぁ…と思います。

自分に与えられた能力や時間などのリソースを、家庭や社会の中でどのように還元できるか、活かすことができるんだろうか、と自問自答、試行錯誤する日々です。