Happy Wife, Happy Life

4人育児中のママのブログ。自分の実際に体験したことを記事に綴ってます。

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大人も子どもも一緒に楽しめる世界名作劇場

 

家族の娯楽の時間って、どんなことをしていますか?
我が家では、夕食後に時間のある時は世界名作劇場のアニメを家族で観ています。

 

 

世界名作劇場を見始めたきっかけ

私は赤毛のアンのファンで、今年の初夏に家族でプリンスエドワード島へ旅行に行ってきました。
夫も娘も、赤毛のアンは読んだことがなかったので、旅行前に予習するために、世界名作劇場赤毛のアンのシリーズを見始めたのがきっかけです。

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 (世界名作劇場赤毛のアンの記念切手)

原作に忠実な赤毛のアンのアニメ


私は赤毛のアンは原作のファンでしたが、アニメを見るのは初めて。昔の映画の赤毛のアンは見たことがありましたが、映画はどうしても全体の時間が短いのでストーリーが駆け足で展開が早い感が否めなかったのですが、アニメはたっぷり40話、放映期間一年分のシリーズなので、かなり原作に忠実に丁寧に描写されているという印象でした。その分、見る側も時間がかかるので、時間のない人には全部見るのは大変ですが…。

 

プリンスエドワード島の情景、グリーンゲイブルズの家の中の様子など、実際の場所の様子とそっくりでした。アニメのスタッフさんがちゃんと取材をして制作したことがよく伝わってきました。でも私が唯一ちょっと違うなーと思ったのは、ベッドのお布団の柄でした。 なんというか、昭和っぽい柄だったので、そこはキルトにして欲しかったと思いました。笑
とはいえ、逆にいうと、布団の柄以外ツッコミどころがなかったということなので、それはすごい気もします。

 

親子一緒にアニメを鑑賞する楽しさ


親御さんによっては、子どもにテレビやアニメはあまり見せたくないという人もいると思います。私もスマホなどは子どもにあまり見せたくないなと思っていますが、良い内容のアニメは親子で一緒に鑑賞する素晴らしさがあると思います。


4歳の子どもでも映像でストーリーを理解できる


映像の力がすごく大きいと感じたのは、赤毛のアンのアニメを観ていて4歳の娘がかなりストーリーを理解していたことです。もちろん絵本でもある程度理解しますが、やはりキャラクターが話して動いている描写を映像で見るのでは全然違います。
娘は旅行前、「わたしもアンのお部屋でお勉強してみたい」「クイーン学院に行ってみたい」と言って、本人なりに想像を膨らませていました。実際の旅行も、娘も夫も楽しめたのでアニメで予習して良かったと思いました。

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 (グリーンゲイブルズのアンの部屋)

物語を通して想像するということ


物語の終盤でマシュウが死ぬシーンがあるのですが、娘はまだ死というものを理解していません。それでも、マリラが嘆き悲しむ描写、お葬式やお墓の描写などを見て、死が悲しいことであることをなんとなく理解した様子でした。たとえ実際の生活で経験をしていなくても、物語を通して想像して理解できる部分も多いのだなと感じた出来事でした。

他にも、アンが友だちに負けたくなくて屋根の上を歩いて大怪我をしたシーンを見た後は、怪我をしたらずっとベッドに寝ていなくちゃいけないから気をつけなくちゃいけない、と娘は感じたようです。また、ブローチの事件でアンが嘘をついたシーンでは、嘘をついちゃいけないと学んだようです。別に教訓を学ぶためにアニメを観ているわけではありませんが、娘が幼いなりに色々考えたり感じている様子をみれたのは思わぬ収穫でした。

 

大人でも楽しめる内容だから親子で共有できる


とはいえ、4歳の娘には当然内容がわからない部分もあります。例えば、孤児院という言葉は娘にはまだ難しいです。そういう意味では、世界名作劇場は子ども向けですが決して幼児向けではないと思います。でも、本当に幼児向けの内容のアニメを観ても親にとっては退屈なので、親子一緒に鑑賞を楽しめるという意味で世界名作劇場は素晴らしいと思います。大人が観ても面白いですし、観た後に夫と一緒に感想を言い合うのが楽しみになっています。
娘にとってはちょっと背伸びした内容ですが、たとえ分からない言葉があっても本人なりに楽しく観ている様子です。

 

丁寧な日本語の習得効果?!


それからもうひとつ。世界名作劇場を観ていて思わぬ影響があったのは、娘の言葉遣いでした。娘の日本語が、とてもアンっぽくなったのです。笑
「〜したほうがよいんじゃないかしら?」 「〜してくださる?」といった、丁寧な言葉遣いです。4歳児にしてはやけに丁寧な口調ですが、乱暴な言葉遣いよりはよっぽどいいですよね。
我が家はアメリカに住んでいて、周りに日本人がほとんどいないので、娘の日本語のインプットはほとんど両親からです。しかし、世界名作劇場を見始めてから、名作劇場のキャラクターたちの口調や語彙がそのまま娘にインプットされました。子どもってすごいですね…

言葉遣いに関して、ひとつ面白かったエピソードを。娘は、赤ちゃんの弟に自分のオモチャを触られるのが嫌なのですが(この時期のきょうだいではよくありますよね)、弟に向かって「ニンジン!」といって罵っていました。赤毛のアンの内容を知っている人には分かるネタだと思いますが、娘は「ニンジン!」と言うのが最上級の罵り言葉だと思ったみたいです。笑

 

そんなわけで、赤毛のアンをきっかけにして見始めた世界名作劇場ですが、その後ほかのシリーズも観ています。