我が家の第一子は現在小学2年生。夏休みもついに終了間近なのですが、宿題がまだ終わっていません。
漢字や計算のドリル系は、夏休みの最初の週にサクサク終わらせていたんです。
問題は、自由課題。うちの子が通う小学校では、次の3つから一つ選んで取り組みましょう、とのことでした。
●読書感想文
●科学の自由研究(模造紙にまとめる)
●アイディア貯金箱(工作)
当初、3つの課題の中でどれを選ぶか、で本人は悩んでおりました。本人は本を読むのが大好きで、最初は読書感想文にしようかなと言っていたので、夏休み初日に課題図書の中で本人が選んだ一冊を購入しました。
読書感想文で感想が思いつかない。
本自体はすぐに読み終えたのですが、「感想で書きたいことが全然思いつかない」とのこと。親の私もその本を読んだのですが、確かに主人公に共感しにくい?というか、感想を書くのは難しく思いました。(なぜコンクールでこの本が課題図書になっていたんだろう…と疑問)
科学者に憧れる我が子。科学の自由研究に挑戦。
読書感想文をやめたあと、「やっぱり工作の貯金箱にしようかな」という娘。
前述した通り、うちの子は本を読むのが大好きで、特に歴史上の人物の伝記を好んで読んでいます。その中でも、1番大好きで憧れているのはキュリー夫人。「キュリー夫人みたいにいつかノーベル賞がとりたい!科学者になりたい!」と言っています。ちなみにその次に憧れているのはエジソンらしいです。最近の漫画、Dr.Stoneという化学系のお話も大好きです。
そんな我が子なので、「せっかくだから工作じゃなくて科学の実験にしたら?」と私が言ってみたところ、「やってみたい気持ちはあるけど、難しそう…」と言う本人。
科学の自由研究の段取り。低学年にはハードルが高すぎる問題。
確かに、小学校で配られたプリントを読む限りでは、科学の自由研究は低学年にはかなり難しそうなんですよね。
「実験のテーマ決め→ 動機(調べようと思った理由)→ 課題(何について調べるか) → 実験方法の説明→ 実験前の予想 → 結果 → 考察」
という段取りです。
これって、低学年の場合、親の手助けなしで取り組むのって不可能ですよね。
読書感想文も、小学低学年が自力で長文を書くのは難しい。
考えてみると、去年小学一年の時は読書感想文をやったのですが、一年生で800字相当の長文の作文を書くのはかなり大変でした。「どんな場面が印象に残った?感動した?」などと本人に質問した上で、その回答をベースに親が文章を考える… という感じで、かなり親が手伝って仕上げた思い出があります。
オススメの科学のこども図鑑。「しぜんとかがくのはっけん!366」
科学の実験といっても、何をすればいいか親の私も思いつかないので、娘が愛読してボロボロになっている「しぜんとかがくのはっけん!366」という本を読み直したところ、赤外線とリモコンについてのページがあり、娘に「これはどう?」と提案してみたら、本人も「面白そう!やってみたい!」と乗り気になりました。この本は子どもの好奇心をそそる内容で、親が読んでも面白いので非常にオススメです。
テレビのリモコンと赤外線の実験。
リモコンは赤外線で作動しているので、赤外線を通さない物質を間に置くと、ボタンを押しても反応しなくなります。
具体的な実験では、こんな感じにテレビのリモコンの先端をアルミホイルなどで覆ってボタンを押してみました。
結論から言うと、赤外線は光の一種なので、光を通す物体は赤外線も通すらしいです。
たとえば、ガラスは通すけど、陶器のマグカップはダメでした。
他にも10種類以上の素材で実験をして、結果をまとめました。
低学年の子どもの自由研究。親がどの程度手伝えばいいのか悩ましい。
実験自体は親子で楽しく取り組みました。しかし、そのあと文章にまとめたり、その上模造紙に書くのは大変です。結局、親の自分も手伝ってしまい、あとで「親がやりすぎちゃったかな…」と反省。第一子なので、親も小学生の我が子というシチュエーションは初めてで、つい介入しすぎちゃった気もします。
とはいえ、そもそも今回学校が出した課題が、低学年の我が子には難しすぎるので、ある程度親の助けは不可避なんですよね。
「実験のテーマ決め→ 動機→ 課題→ 実験方法の説明→ 実験前の予想 → 結果 → 考察」
という段取りは、学校の授業ではまだやったことがありません。結局、今回は親が手伝ってしまいましたが、まぁ娘は「実験ってこんな風にやるんだな」と実際に経験するいい機会になったと思えばいいのかな。
余談: 自分の子ども時代の思い出
夏休みの自由課題と親の関わり方、本当に難しいです!
ちなみに自分の親は昔、全く放置だった気がします(笑) 普段の宿題もほとんど手伝ってもらった記憶がありません。 夏休み明けに教室に展示された、クラスメイトが市販のキットを使った見栄えの良い作品を見て「羨ましいなぁ〜。」と幼心に感じた思い出があります。
低学年の頃、自分がどんな宿題を提出したかほとんど覚えてないのですが、高学年になると、自分で色々考えて取り組んでいました。考えることや勉強自体は好きな子ども時代だったと思います。
我が子も学ぶ楽しさは知ってほしいし、親として良い関わり方やサポートができたらいいなぁと思います。