先日の記事でVacation Bible School(VBS) について書きました。
夏休みになると、アメリカの多くのプロテスタント教会でVBSが行われます。地域の多くの子供たちが参加します。多くは教会員のボランティアで運営されているので、参加費も安いです。
VBSでは、毎年テーマが決まっています。
例えば、これはMaker Fun Factoryというテーマ。
Makerとは、創造主、つまり神のことです。聖書には、神がこの世界を創造した、人間は神が目的をもって創造した作品であると書いてあります。
ちなみに、クリスチャンの中でも進化論を信じる人もいれば、進化論を認めない人もいます。進化というプロセスを通して神様が人間を創造したと考えるクリスチャンもいます。
私はクリスチャンで神を信じていますが、正直進化論のこと、科学のことはよく分かりません。ただ、美しい自然や人間の身体の仕組みの神秘さを知ると、やはり世界は偶然に出来たのではなくて、神が存在すると考えるのは理にかなっているのではないか、と思っています。
話が横道に逸れました。
そんなわけで、VBSでは、こんな風にテーマが決まっています。
アメリカに来て最初の年に不思議に感じたのですが、違う教会でも同じテーマでVBSを行なっていたのです。なぜ画像も全く同じなのか?と疑問に感じたのですが…
VBSのキットを販売している会社があるんですね。
つまり、教会はキットを購入して、そのキットの中に教材やカリキュラム、工作や音源など、一式必要なものが入っているというわけです。
アメリカはクリスチャン人口も多いのでこういうビジネスが成り立つそうです。
もちろん、外注のキットを購入せずに、自分たちでオリジナルの教材やカリキュラムを準備している教会もあります。でも、スタッフの人数や労力の関係で、一から準備するのが大変な場合は、こういうキットを購入して利用しているそうです。合理的ですね。
ちなみに下の動画は、今年のVBSで娘がよく歌っていた曲です。(曲が同じというだけで、教会は別の地域のものです。でも、アメリカのVBSのイメージってこんな雰囲気です) 娘は他の子どもたちとノリノリで踊りながら歌っていました。
Everybody Stand up! Get up out of your seat って曲なのに、私が受け持ちしていた3歳児たちはまだ幼くて椅子にちょこんと座ってステージを見ていました。まあ、それはそれで可愛かったのですが。笑