地震などの災害に備えて、おうちでこどもたち(8歳、4歳、2歳)と防災キャンプをやってみました。実際にやって感じたことを覚え書きしてみます。
ペットシーツ&45リットルのゴミ袋のトイレは意外と簡単だった。
災害時に断水したら困るのはトイレ問題。「プチプラ防災」という本を参考に、簡易トイレを作ってみました。この本で紹介されているのは、コスパ最強のペットシーツ&45リットルゴミ袋の方式です。
災害トイレは色々な方法があるのですが、凝固剤を使うよりもペットシーツの方がコスパが良いようです。
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ペットシーツの箱を開封すると、100枚×2袋で入っています。写真は100枚の袋を開封して数枚取り出したあとの状態です。結構、保管に場所がかさばりますが、外箱の段ボールを処分すればスペース問題は多少緩和されます。
ペットシーツ方式 災害トイレの手順
普段使っているトイレに、45リットルゴミ袋を二重に設置。
ペットシーツ(コーナンのレギュラーサイズ)を二つ折りして置く。白いポリマー側が外になるように。排泄物をキャッチできるように、真ん中を少し窪ませて置くのがポイントだそうです。
新聞紙を細かくちぎったものをペットシーツの周辺に撒いておく。(うちは新聞がなかったので、パルシステムのチラシを代用)
便座を下ろして用を足す(尿も、大便もオッケーらしいです。大便も80%は水分なんだそう)
終わったら、内側のビニール袋だけ取り出して空気を抜いて縛る。
写真は割愛しますが(笑)、結構コンパクトにまとまります!
こどもの使用済みオムツ一個分くらいのサイズをイメージすれば良いかと思います。
ペットシーツ一枚で何人分の尿を吸収してくれるのか?
我が家はペットがいないので、ペットシーツってどんなものかすら知らなかったのですが、つまりは使い捨ておむつでも使われているポリマーが一枚のシートになっているものでした。
ペットシーツ一枚でどのくらい尿を吸ってくれるのか、試してみたところ、子ども2人が終わった時点で、まだまだ吸えそうだと判断し(笑)、大人2人(夫と私)もやってみました。一応なんとか4人分の尿を吸ってくれました!すごい。
とはいえ、これは当然、その時の尿の量にもよるので(オシッコを我慢してたタイミングで多量に出たら吸いきれない可能性あり)、あくまでも参考までにということで。
でも、ペットシーツは結構な水分を吸収してくれるので、子ども一回分で交換するのはもったいない気がします。ゴミ袋もペットシーツの数も限りがありますしね。心理的に抵抗のない人は、我が家みたいな大人数の家庭はみんなでまとめて用を足すといいかも。
外出用に備えておこう。
外出先で災害に遭う可能性もあるので、ペットシーツとビニール袋はなるべく携帯しておこうと思います。
車にも何個か常備しておこうと思います。
ペットシーツは、湿気や高温が大敵です。災害用に長期保存する場合は、しっかり封をして、湿度に気をつけて保管する必要があります。
大便の場合は、BOSの袋を用意して置いた方が良い。
45リットルのゴミ袋ですが、尿の場合は二重にすればある程度匂いは防げる気がするのですが(子どものオムツの時の実体験)、大便は絶対臭いですよね。うちは子どものウンチオムツは普段からBOSの匂わない袋を愛用しているので、災害用にストックしておこうと思います。
BOSの袋は高性能で中身のウンチの匂いが漏れない優れものですが、一枚当たりの単価が高いです。こちらはAmazonで売ってるもので90枚セットで1404円。一枚当たり16円。これ一箱を用意しておけば安心です。
サイズ的に、便座に直接取り付けるには小さすぎますが、45リットルのゴミ袋に一度入れて小さく縛ってまとめたものを入れる分には問題ないです。
災害時に備えたシミュレーションは大切。
このプチプラ防災の本、買ったのは1年以上前だったのですが、実際にトイレを実践したのは今回が初めてでした。やっぱり実際に自分でやってみるとたくさんの気づきがあります。
大地震は来てほしくないですが、備えるとちょっとだけ安心が増えるのと、防災トレーニングは知恵を使うので意外と楽しいです。生活をやりくりしている普段の主婦の知恵が発揮できそう。笑