Happy Wife, Happy Life

4人育児中のママのブログ。自分の実際に体験したことを記事に綴ってます。

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家事は当たり前?なアメリカの夫、家事すると褒められる日本の夫

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アメリカに暮らし始めてカルチャーショックだったこと

あるアメリカ人家庭のおうちにお邪魔する機会があった。大きなおうちで、何家族もゲストとして呼ばれていた。ホストのご家庭が食事を用意してくださったのだが、とても美味しい料理だった。特に前菜が美味しかったので、これはどうやって作ったんですか?とホストの奥さんに尋ねてみると、

 

「夫に聞いてみて。今日の料理は全部夫が作ったのよね〜」

とのこと。

 
昨今、料理の得意な男性というのは特別珍しいものではないと思う。
でも、私がこのときカルチャーショックを受けたのは、周りにいたアメリカ人が「ご主人が料理を作るんですか。すごいなぁ」という反応を一切しなかったことだった。奥さんではなくて、旦那さんが料理をしたということは、取り立てて珍しいことではないので気にも留めないという様子だった。

 

夫が家事をすると褒められる日本

でも、これが日本のシチュエーションで、たとえばうちの夫がもてなしの料理を準備したとしたらどうだろう。「ご主人、お料理上手なんですね〜。料理上手なご主人で奥さんは幸せですね」とお世辞のひと言でもゲストは言うだろう。料理=妻あるいは母親がするもの、という概念がまだ根強い気がする。

 

書きながら思い出したが、昔日本人の集まりで、持ち寄り(ポットラック)の食事会に夫婦で参加をして、その時は夫が何か肉料理を持っていったことがある。そしたら、周りの日本人の奥さんから「ご主人、料理ができるんですね。偉いですね〜」と言われた記憶がある。でも考えてみると、男が料理ができる=偉い、ってその考え方がなんか変な気がする。

 

 

共働きで夫が中心的に家事を担うケース

その後もアメリカ人の別の家庭に食事会でお邪魔する機会は何度かあったが、旦那さんの方が料理をするという家庭は珍しくなかった。夫婦共働きで、「料理は俺の方が好きだから普段の食事作りも自分がやってるんだよね」と言ってる人もいた。ちなみに家がめちゃくちゃ大きかったので、普段の掃除ってどうしてるの、やっぱりルンバを使ってるの?などと素朴な疑問を問いかけると、週に一度くらい掃除機するよ、部屋広いけど15分もあれば終わるよ、と旦那さんが答えていて、これも私はちょっと衝撃を受けた。ちなみにこれらの家庭は、奥さんが弁護士や大学教授など、バリバリ(?)働いているケースではあったが。

 

公園に子どもを連れて行くパパ
今は冬なので外出も少ないが、暖かい季節はよく公園に子どもを連れて行き、公園で他の親子と友達になる機会も結構多かった。私が少し驚いたのは、アメリカ人はパパが子どもを連れてきているのをよく目にしたことだった。地域の児童館での乳幼児の集まりでも、パパが子連れで参加しているのもちょくちょく見かけた。私は日本であまり子育てをしていないのでよく分からないのだけど、日本だとパパの参加は珍しいのでは?と思う。

 

まとめ
そんなわけで、アメリカ生活で目にした、家事育児に励むアメリカの夫たちの姿を思い出して、つらつらと書いてみた。もちろん、アメリカでも奥さんが専業主婦で家事を全て担っている家庭もある。家庭の事情はそれぞれなので、夫婦がハッピーなら別になんでもいいとは思うのだが、私がカルチャーショックを受けたのは、家事育児をする夫を取り立てて周りの人が褒めたりしていないことだった。男が家事や育児するのも当たり前、という態度。なんだろう、この温度差は。これはやはり、歴史の中でアメリカ人女性が必死になって勝ち得たものなのかしら。こんなことでいちいち驚いている私は、まだまだ古い日本の価値観が染み付いた女なのかもしれない。