星の数

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アメリカで子育て中。日々考えたことを綴っています。

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外国語を学ぶ苦労を知らないアメリカ人は多い

今回は言語に関する記事です。

外国で暮らしていて一番大変なこと、それは言語の壁だと思います。

 

外国語を学ぶ苦労を知らない英語話者

アメリカに暮らして早数年ですが、英語話者のアメリカ人は、自分が外国語を話せなくて不自由な経験をしたことがない人が多いです。英語は国際言語なので、たとえ海外に出かけても英語が通じるし、外からアメリカに来た外国人も英語が話せて当然だと思っている節があるように感じます。

もちろん、中には外国語で苦労した経験がある人もいます。そういう人は、第二言語を習得する苦労を知っているので、英語が母語では無い人にも配慮してくれます。こちらが分からない表現があると言い直してくれたり、ゆっくりハッキリ言ってくれたりするので、コミュニケーションが取りやすいです。

しかし実際は、外国語で苦労したことのない英語話者の方が多数だと思います。非英語話者に対して配慮をしない人もいますし、中には超感じの悪い人もたまにいます。

 

 

ケース1

去年息子を出産した時、2日間だけ病院に入院していたのですが、看護師さんが病室にやって来ました。「血液検査の結果、黄疸の疑いがある」と言われたのですが、私は黄疸という単語 jaundiceを知りませんでした。すると看護師は、私が英語が全然話せない人だと決めつけて「なに、あんた英語話せないの?旦那さんは話せるの?」と言ってきてムカっとしました。
英語の日常会話は出来ても、病名などの専門的な用語は知らない場合も多いです。このアメリカ人の看護師のおばちゃんは、そういう想像力が全くないんだなぁと感じた出来事でした。

 

ケース2

他の日本人と日本語で少し会話をしていたとき、その場に居合わせた別の白人男性が、居心地が悪そうなオーラを発していて、嫌だなと感じたことがあります。俺がいるんだから日本語じゃなくて英語で話してくれ、という雰囲気を感じました。仕方ないのですぐに英語に切り替えましたが、日本人同士だったらやっぱり日本語を話したい気持ちが当然あります。
思うに、その白人男性は、周りが英語を話す環境が当たり前なので、自分が会話に加われない不自由さや居心地の悪さを経験したことが(おそらく)ないのでしょう。こっちは四六時中慣れない英語を使っているんだから、たまには多少我慢してくれと思いましたが。


多様な人種、でも混ざり合わない国、アメリカ。

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これは、アメリカ人の友達と人種問題について話していたときに知ったことです。アメリカは様々な人種の人たちが集まった移民の国ですが、それぞれ自分たちのグループでコミュニティを形成しています。白人は白人コミュニティ、黒人は黒人コミュニティ、アジア人はアジア人同士で集まる、といった具合です。それぞれ生活圏が異なるので、他のコミュニティの人と接する機会が限られます。たとえば白人で地元のコミュニティの中で育ってきた人は、高校くらいまではほとんど白人としか接する機会がないこともあるそうです。もし大学に入れば人種的にもう少し多様な環境になりますが、やはり自分と似たような背景の人と付き合うほうが楽なので、意識しなければ外国人や異なるバックグラウンドの人と付き合う機会がないまま人生を過ごすことになります。
そういう人は、外国人や非英語話者とどのように接すればいいか分からない場合が多いです。差別とか悪気があるわけではないけれども、どう接していいのか分からないので、外国人や異なるバックグラウンドの人とあまり積極的に関わろうとしない人もいます。残念で悲しいなーと思いますが…


英語話者のアドバンテージ
悔しいですが、学会にしても国際会議でもビジネスの場でも、やっぱり英語が主要言語なんですよね。英語が母語の彼らは、その部分で大きなアドバンテージを持っているわけです。
昔仕事をしていたときにアメリカの会社から商品を仕入れていました。こちらがお客様という立場です。それでも、相手の会社は日本語は一切使わずに英語でやり取りできるわけです。日本に物を売っているんだから日本語勉強しなさいよ!と思いますが。お客様の立場の方が、相手の言葉に合わせて一生懸命頑張ってコミュニケーションを取るわけですから、なんか変だなーと思います。


英語での苦労や不満をつらつらと書いてきましたが、英語を勉強して良かったこと、複数の言語を操れることの利点もたくさんあります。日本語と英語は本当に全く違う言語なので、やっぱり大変ですが、悔しさをバネにして頑張っていきたいところです。