今日は、夕食を作ってお友達の家に届けました。
先日のミールトレインの記事。
その友人は、癌で闘病中のご家族がいる家庭で、つい最近病気が判明して治療を始めました。
家族ぐるみで仲良くさせて頂いていたので、病気のことを聞いた時はとてもショックでした。
早く良くなりますように、と祈るような気持ちでご飯を作りました。
今日生きていること、生かされていることは決して当たり前のことではないのだな、と改めて思いました。今日も命が与えられて、愛する家族と共に歩めるのはかけがえのないことだと思わされます。
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そのようなわけで、今日はずっと午後中ずっとお料理をしていました。幸い、子どもたちもご機嫌で遊んでいて助かりました。
実は私は結婚前はあまり料理は上手ではありませんでした。独身の当時はそれなりに自炊できると思っていましたが、今振り返ると、ご飯、味噌汁、焼き魚かお刺身、納豆、海苔を食べられればオッケーと思って生きていて、それ以外のレパートリーがほとんどありませんでした。日本にいると、刺身も魚も納豆も海苔も簡単に手に入るから有り難かったなぁーと今では思いますが。
しかし、結婚をして、夫と暮らすようになってから、自分はあまり料理が出来ないんだなぁという自覚をしました。私の夫は、料理の味つけに割と敏感な人です。例えば、デートで外食をすると、「この料理は美味しい」とか「これはイマイチだ」とその度感想をつぶやきます。一方で、私は大体の食事は何でも美味しいと食べるタイプです。
そんなわけで、私が作った料理に対しても、味がイマイチな時は指摘をします。夫も料理をする人なので、具体的にもっとこうした方がいいと言う場合が多いです。新婚当初はこのことで喧嘩をしたこともありました。でも、せっかく作るなら美味しいと言ってもらえる方がお互いにハッピーなので、なんとか料理が上手くなりたいなと思って書店で出会ったのがこの一冊です。
料理のきほん練習帳 | 小田 真規子 |本 | 通販 | Amazon
この本を読み、料理というのはつまり化学反応なんだということを私は学びました。オーソドックスな料理のレシピが写真付きでわかりやすく解説されているのですが、それぞれの材料の量、野菜の切り方、煮込む時間、味付けの方法など細かく書かれていて、どうしてその手順が必要なのかという理由がしっかり説明されています。
この本のおかげで、私の料理はだいぶマシになりました。夫も美味しいと言ってくれる回数が増えました。料理初心者の方にはお勧めの一冊です。
私にとっては、味に細かい夫が「美味しいよ」と言ってくれることは安心材料になります。それで少しづつ自信をつけ、今は人を食事に招いたり、ミールトレインでご飯を届ける機会も増えてきました。昔の私だったらそんなの絶対無理だっただろうなぁと思います。
毎日料理するのは時に大変ですが、家族や友人のために食事を作ることは幸せなことだなーと思います。